【本】幻双城事件-椙本孝思(ネタバレ)
このシリーズ前3作は読んでいて、続きが出たのを最近知ったので読むタイミングが今になりました。
相変わらずハテナは可愛いですね。
黒彦ってこんなしゃべり方だったっけ?ちょっと粗暴すぎでは…などと思いながら読み進めます。
トリックとか犯人とか動機はまぁ置いといて、よくわからん話だなぁ、と。
そもそも意味ありげにプロローグから出てくるニコが必要ないんじゃないかと…特に役にも立たないしかといって殺されるわけでも犯人でもキーパーソンでもなく…お父様のお城ガー!お父様のお城が馬鹿にしないデー!キー!けど黒彦は好き!って、えぇ?みたいな。
しかもプロローグで黒彦の父さんと出会って息子がいるって会話までしていて、会いたいなーとかっつってる割に実際黒彦と再開したら覚えてないとか…。ほんとは覚えてて後半なんかしらあるんやろなー思っ出たら特に何もないし…そういえば!って思い出す描写があるのかと思いきやそれもなく…の割に5歳の頃の記憶はあるんですー!みたいな主張もあり…なんなんやこいつ…。
出てくる人数もやたら多いが明らかにこんなに必要ないし。
ハテナが可愛いだけになんか残念な話であった。
ちなみにこれは2014年に発売されて、続きは出てない模様。このシリーズこれからどうすんだろ。
【本】古野まほろ-ねらわれた女学校(ネタバレ)
ぐるなび殺人事件を読んだ勢いでこちらも。世界観忘れないうちに読む方がいいかと思いまして。
こちらは四編からなる短編集です。
結論から言うと…かなりいい!このシリーズ…というか古野まほろは短編集が読みやすい。古野まほろが初めてでこのシリーズ未読の人はこれから読むといいかも。
これまた4編中、3編がセラ黙前の話なので特に問題ないですね〜。
・消えたロザリオ
ロザリオが消えた理由が覚せい剤っつーのは…ぶっ飛んでるなぁ。笑
最後の今日子の赦し方も…うーん。
あとの話で新代打先輩とは仲良くなったとあるからヤクはやめられたのでしょうか。
・とらわれた吸血鬼
吸血鬼がいると見せかけて…の話かと思ったら吸血鬼はいるテイの話でしたね!汗
しかもなにやら条件が細かいぞ。笑
並み立つ水が苦手が吸血鬼をいかにして三河湾の孤島から脱出させるか…という話なので、謎解き担当はハウダニットのみづき、ですね〜。
しれっとジョバンニ飯塚佑チャンの存在が出てくるけど、セラ黙で初めましては今日子と茉莉衣だから、みづきが手配したってことは問題ないのかな…。
飯塚佑って誰?みたいなやりとりがあってもよかったような…。
・あらわれた悪魔
この話がいちばんおもしろかったかな。
しかし拷問シーンはかわいそう。ううっ…茉莉衣〜(´;ω;`)
いい所で校長が出てくるのは予測済として、日本に3人しかいない大司教のくせに悪魔に詳しくないとかありえるのか???
解放されたあとのフォロー的な部分がバッサリなかったのもなぁ〜。
・ねらわれた女学校
この話はセラ黙よりあとの話かと思われます。マグダラ計画のことを今日子が認知してるので。
ちらっと獣のことが出てきます。
とりあえずこのシリーズはマグダラのマリエさんがサイコーに可愛いです。以上で〜す。
【本】古野まほろ-ぐるりよざ殺人事件(ネタバレ)
分厚いですねー。分厚いから気分乗ったときに読もう…と未読棚にずっと置いてましたが気分が乗ったので読みました。
このシリーズ1作目のセーラー服と黙示録も読んでまして、その頃から茉莉衣が可愛くて可愛くて…語尾の延ばす部分が絶妙なんですよね〜。
内容は、まぁこうもクローズドサークルを思いつくか!と。前フリ長めですね。
絶対嘘をつかない正直族とかのロジックはどこかの臨床真実士のようです。
ていうかこの話、セラ黙より前の話なんですね。
古賀が今日子に興味を持つきっかけになった話ってことかな。
余談ですが、最新刊のねらわれた女学校も最後の表題作以外はセラ黙以前の話かと。
会話も地の文も読みやすくはないですが私は好きです。慣れるのに時間はかかりますが。笑
最後終わり方ですが、今日子がしれっと人刺しちゃってるのがなぁ。ていうか殺っちゃってるよねぇ。懐剣が標準装備ってのもなぁ。
と、そこだけもやもやしました。
【御朱印】9/26 出雲
玉造温泉に一泊し、いよいよ出雲です。
いい旅館だった〜。お肌すべすべになった。
・玉作湯神社
温泉街のはしにあります。御朱印は書き置き。
・長浜神社
出雲に着いたら真っ先に出雲大社へ向かうつもりでしたが、高速出口から出雲大社の間にあるようなので先に長浜神社へ。
事前に調べたところ、金字で御朱印が頂けるとの情報があったのでお願いしてみると頂けるとのこと!やったー。北斗七星輝く素敵な御朱印です。
またこの神社!リラックマ絵馬がある〜!
神社に吊るしても、持って帰ってもいいとのことなので当然持って帰ります!可愛い〜。
今はお願い事書いて、おうちに飾ってます。
・旧大社駅
こちらも以前、美の巨人たちでやっていたので寄ってみました。
カッコいい…。
中の人形がちょい怖でした。
・スタバ出雲大社店
当初は一ノ鳥居から徒歩で…と考えていましたが、思いの外距離があり昨日の疲れもあったのでニノ鳥居手前の駐車場へ…。
出雲大社行くときは絶対行く!と決めていたスタバ。スタバ大好きなんです。
1階はレジのみで席は2階へ。勾玉の形をした大テーブルや、ニノ鳥居が見えるカウンターなど。行けてよかった〜。
スタバのちょい手前に御朱印帳屋さんのしるべというお店があります。
御朱印帳は社寺のものを買うと決めているのですが、御朱印帳袋が欲しくて立ち寄りました。気に入ったものがあったのでよかったです。
・出雲大社(拝殿、本殿)
さてニノ鳥居をくぐり参道へ。あ、あついー!9月下旬なのにあつすぎでは???
というか予報はこの日1日雨だったんですが、朝にザザッと振って以降、止んでしまいました。そしてこの気温…歓迎されてる雰囲気を感じるぜ!
見逃しがちですが、参拝前に祓社を忘れずにお参りします。通り過ぎてく人ばっかでしたが。
なが〜い参道の先、着きました!拝殿です〜。
す、すごい…!カッコいい…!ありがたい!(ボキャ貧)
そして本殿へ。す、すごい!大きい!すごい!(2回目)
本殿の迫力すごいです。左回りに歩き、西からも忘れずお参りしました。ただただ大きさと迫力に圧倒されます。
御朱印も頂きました。御朱印料はお気持ちをお納めします。思わず500円玉を出してました。
そういえばゲッターズ飯田がロケしてた。
・出雲大社(神楽殿)
出雲大社の太い注連縄といえばこちら。
拝殿もなかなかでしたがやはりこちらの方が大きい…重そう。というか神楽殿という建物自体が大きいです。
むちゃあつかったんですが、庇の中は涼しい風が…。
神楽殿でも御朱印を忘れず頂きます。
こちらは特に御朱印の案内は出てないので、あると知らない人はスルーしてしまうと思います。
出雲大社の拝殿の左横に入り口があります。
出雲大社の真横にありながら人が全然いません。穴場です。瀧もあります。清々しいです。オススメです。
こちらでも御朱印が頂けます。
・稲佐の浜
神在月に神様たちが降り立つとされているところですね。
こういう…大きい岩に小さな鳥居が立ってる感じ…好きなんです。淡路島にある絵島もすごく好き。神気を感じます。
・日御碕神社
アマテラスが祀られている、日本の夜を司る神社ですね〜。ぐいぐい海岸線を攻めていきます。
これまで松江、出雲で参拝した神社と違い赤いです。そして工事中でした。
御朱印も頂くことができました。
・須佐神社
スサノオが自ら名付けたとされる須佐神社。七不思議なんてものもあります。
結構出雲大社らへんから離れたところにあるのですが人が結構いました。というか出雲大社近くから前を走っている車が2台いたのですが、途中で左右に散って行ったのに、最終的にこの神社で合流したのにはビビったな…。
御朱印も頂きました。スサノオらしくダイナミックな字です!
向かいに天照社もあったのですが、なんともいえないひっそり感が…。なんとなく近づかない方がいいかなぁという自分の勘に従い、お参りはしませんでした。
・万九千神社
あまり知られてないそうですが、神在月の会議が終わって、神様が帰られるときに集まる場所だとか。ものすごい住宅地の中にあります。それも結構新興住宅地?
神社自体はこじんまりとしていますし、正面入ったところにあるお社は万九千神社ではありません。万九千神社のお社は斜め右にあります。そしてぐるっと後ろに回ってビックリ!御神体の大きい岩が剥き出しでぼーん!と置かれています。ちょっとすごい。
調べたら出雲大社の遷宮のときにこの岩も一新したらしい。へぇ〜。
御朱印は社務所が閉まっていたので頂けませんでした。
【御朱印】9/25 松江
松江、出雲の神社巡りの記録です。
ざっくりと1日目は松江、2日目は出雲で宿泊地は玉造温泉です。
・八重垣神社
縁結びで有名な神社だけあって女の子がたくさんいて観光地っぽい雰囲気。最初の神社として相応しい。太い注連縄が出雲感満載。
鏡の池は神社から少し離れた森の中。神気感じる。池の水は透き通っていて、硬貨を乗せて沈めるおみくじの紙が幾重にも沈んでそれが神秘的。
御朱印も頂きました。
・神魂神社
ここはあまり観光客はいないだろうと踏んで参拝へ。
鳥居からの参道、雰囲気あります。
参拝した方のブログなどで事前調査したところ、神職の方が不在なことが多いらしく、御朱印を頂けるのはレアだとかなんとか…。
ドキドキしながら石段を上がると、すぐ最古の大社造の拝殿と本殿が!すごい!もうすごいとしか言えない!カッコいい!
そして!神職の方がいらっしゃいました!御朱印も頂けて嬉しい。
どこかの会社の偉い人が祈祷か何かで来ていたみたいです。偉い人ありがとう。
しかしほんとこの社殿はすごい。良いもの見れた…。
摂社のおいなりさんが可愛いです。軒下にもいっぱいいた。
あと手水がカッコいい。苔むしてるし、柄杓は竹。
・熊野大社
一宮さんです。橋の先に鳥居が見えます。社殿も立派。広々空間!開けた作りが開放的。
この辺りで太い注連縄にも見慣れて来ました。
この神社の御祭神はスサノオさんですが、両脇にお母さんとお嫁さんが配されてるのが微笑ましい。
御朱印頂きました。
・須我神社
ほんとは熊野大社のあと揖夜神社→美保神社へ向かう計画でしたが、予想以上にペースが早かったので須我神社へ寄ることに。
スサノオが清々しい土地だ!と言ったから、須我という地名とのこと。
これまでの神社に比べるとこじんまりとしています。
御朱印頂きました。
・揖夜神社
イザナミを祀るという神社。かなり楽しみにしてました。
そしてまたここも神職の方がいらっじゃないことが多いという事前情報…。
が!結論としてはいらっしゃいました。御朱印頂きました。
が!人がめちゃくちゃいる!え?!吹奏楽?ミュージカル??え?え??
何やら演劇のリハーサルをされており、境内をゆっくり見ることができませんでした。涙
静かなときに来たらかなり雰囲気が違っただろうなぁ。
拝殿と本殿が少し変わった配置です。
・黄泉比良坂
絶対行きたかったとこ。揖夜神社とセット。ですが、距離は離れています。
思ったより小さかったけど、雰囲気はあった。
イザナギが塞いだと言われる岩もあった。
この向こうがあの世かぁとしみじみ思いました。
・美保神社
かなーり遠いので、旅行立案時は外していたが、どーしても行きたい!なんとかなるんじゃないかと最後に回し、時間があったら…という計画にした。時間があったので行きました。
と、遠かった…米子空港からだとすぐ。行きを米子空港、帰りを出雲空港にしたらよかったかな…と後悔。伊丹から米子便あるんか知らんけど。
半島の先っぽも先っぽにあるこの神社ですが、1日2回、日供として神楽が行われる。
着いたのが15時30分頃だったので、もう終わったかなーと思いながら参拝。ぐるっと回って御朱印も頂いて、帰りがけに神門の写真を撮っていると笛の音が!か、神楽だ〜!!やったー!
というわけで神楽も見ることができたのです。
社殿も美しく、もう何も言うことがありません。来れてよかった、来てよかった。
遠いな…と迷われている方は是非行かれることをオススメします。
神々しい神楽の後ろ、社務所から凄まじい音で電卓を叩く音が聞こえたことは内緒です。巫女さんが売上計算してたと思われる。
・松江城
最近、美の巨人たちでちょうど松江城を取り上げていたので、閉門までに松江に戻って来れたら行こうと計画。行けました。
高いところ怖いから、昔ながらのお城の階段は苦手だ…怖かった…。天守閣からの眺めも怖かった…。あと井戸も深くて怖かったぁ…。
雨がぱらつきはじめるも、本降り前に車に戻れたのでよかった。
ていうか松江のこの辺りの街並み、かなり綺麗ね…なんでやろ。
【本】辻村深月-オーダーメイド殺人クラブ(ネタバレ)
ふぅ…なかなかしんどいです。
厨二病全開、思春期独特の人間関係など懐かしすぎてしんどい。
特に序盤は読み進めるのがほんましんどかった…。
今風に言うと、わかりみがありすぎるというか…そこまでリアルに描写しなくてももも!という感じ。
しんどい序盤を終えるとあとは一気読み。しんどいはしんどいが。
しかし最後のまとめ方がいそぎ足というか少し雑というか、序盤の女子特有のネチネチゴタゴタヒエラルキーをこまかーく書いてる割に最後はアッサリしすぎというか。
「事件」の日を境にアンの心境が変わったってことを表現してるってことかしら。
ていうかアンがまだ生理こない設定とか必要だったんだろうか…。
徳川とアンの関係についてはもうちょっと突っ込んで終わってほしかったな。
徳川はアンに話しかけられる前からアンのこと好きだったっていうのはニヤニヤしてしまった。
【本】才羽楽-カササギの経略(ネタバレ)
帯の心温まるホワイトどんでん返し!という文言に惹かれ購入。
このミスシリーズは私の好み的にハズレが少ないのもあって購入。
結論から言うと、確かにどんでん返しではあったがどの辺がホワイトなんだろうか。
むちゃくちゃ読後感悪い話なんだが。
これがホワイトとかいうやつアタマおかしいんじゃないのって思うレベル。
全然ホワイトじゃないよ。可哀想な人達ばっかり。
どんでん返しの内容としては勝矢=俊介で、華子だと思ってたのは俊介の彼女の智ちゃんでしたっていう。
何が怖いってそりゃ勝矢俊介だよ、こいつマジなんなの。
不治の病にかかっている姉が家族の中心で自分は二の次で育ってきて姉とは険悪だったと言ってる割に、智ちゃん目線の話ではそんな姉をいちばん愛してるっていわれても、ねぇ?
智ちゃんとってもいい子っぽいのに、そんな子を他所の男のとこへ自分の姉のふりをさせて〜とか正気の沙汰じゃないから全然理解できないし、怖い。
どんでん返る前までは勝矢さんいい人だな〜心温まる話だな〜て思ってたのに全部台無しだよッ!
いくら愛してた姉の願いを叶えるためっつったって、子供の頃の約束忘れてる主人公に対してやる仕打ちじゃないだろ。その執念が怖いわ。
まぁそれが姉が優遇されて育った歪みってことなんでしょうが…。
華子の振りをしてた智ちゃんの心もそりゃ壊れていく。
愛する人の望むことを全てしてあげるのが愛しているということと言う勝矢。
だから愛してるなら智ちゃんは自分の命令することを聞くだろうって試すところも受け付けない。こいつほんと無理。
結末はまぁちょっと救いがある感じで終わりましたが、全然ホワイトじゃないお話でした。心も温まりません。おわり。