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ROCKSTEADYな日々を求める

日々の音楽、本、漫画、アニメ、阪神、食べ物などつらつらと。

【本】道尾秀介-鏡の花(ネタバレ)

また道尾秀介です。笑うハーレキンと鏡の花の間に松岡圭祐の水鏡推理4読んだけど、それは割愛。

 

この鏡の花は短編集だと思ってたんですが、連作長編ですね。

1話で死んだ子が2話まで普通に生きててちょっと???ってなったけど、きっとそういうパラレルワールドの話なんだろう…ということで読み進める。

なんというか道尾秀介らしい話。笑うハーレキン読んだ後だから尚更そうそうこれこれ!感がハンパなかったです。

 

もしもあの時あの人が死んでたら…みたいな話。全体的になんとも言えない暗さがあります。道尾秀介って感じ。

最終話が現実で、後の話はもしもあの人が死んでたらっていう話なんだと勝手に思ってるんだけど合ってんのかな…。

 

【本】道尾秀介-笑うハーレキン(ネタバレ)

森博嗣はシリーズ続き物なので出たらすぐ読むんだけど、伊坂、辻村、道尾はすぐ読まずに溜めといてじっくり読むんですが、いかんせん溜まりすぎてきたので笑うハーレキンを読みました。

 

ちょっと読むのがしんどくて…いちばんの理由は汚い表現が多いから。

シモの話と汚い話が特に苦手なんですよ…エロ系の下ネタは大丈夫なんですが、トイレ系の下ネタがほんっっっとNGなので読み始めが厳しかった…。

ごはん食べながら本読むんですけど、中盤でもちょくちょくそういうシーンがあってあんまりいい印象がないです。

 

肝心の話もとっちらかっててよくわかんないし…。いつもの道尾感がない気もしたし。カラスの親指のようなキレも龍神の雨みたいなゾクゾク感もなくてなんだかなぁと。

主人公もとんだクズ野郎だったし、俺たちの戦いはこれからだ!みたいな終わり方もひねりがないし、謎のお屋敷の組織も曖昧だし、これほんとに道尾秀介が書いたの…?と思わざるを得ない…と思うのは私だけなんだろうか。

結構好感触な感想が多くてあれれ?という感じ。期待はずれ。

 

【本】石持浅海-届け物はまだ手の中に(ネタバレ)

石持浅海っぽい話でした。謎の心理戦。

 

子供の頃の恩師を殺された幼馴染2人は復讐しようと誓い合うが、就職前にお互いがお互いは復讐する気が無くなったと見限ったと誤解して、恩師を殺した犯人とその弁護士を知らない間に同じ日に殺してたって話なんですが、なんというかまぁ…よくこんだけの話でこの頁数書けたな、と…。

主人公が恩師を殺した犯人の首を幼馴染に見せつけるために自宅に訪問するところから始まるが、幼馴染は書斎にこもったっきりでなにやらワケありっぽい異様な雰囲気の幼馴染の嫁、妹、秘書に引き止められて繰り広げられる心理戦…がメインの話ですが相変わらず理論がちょっと厳しい。人によるやろ!という部分がなきにしろあらず…。

あと都合が良すぎるなぁとも。お互いが復讐を放棄したと誤解しているので、打ち合わせなしに同日に殺人をしているわけだが、ターゲット被ってる可能性もあっただろうよ…結果うまくいったけど…。

 

いにばん気になるのはラストのオチの適当さ。

本人たちはお互い復讐心忘れてなかったんだな!ハッピーエンドだぜ!って盛り上がるが、残された女たちはたまったもんじゃないと。そりゃそうだ。

そこで女たちからの提案で死体を建設中の自社ビルに埋めてしまって逃げ切れ!みたいな感じで終わるんですが、それだけなんですよ…いや、無理やろ。そんなんで逃げ切れたらもうアレすぎるやろ。

金持ちのボンボンと弁護士が失踪したんやから、それなりに捜査されるやろし、主人公に至っては最初から捕まる気でいたから過程で絶対ボロ出してるよ…。

まぁその辺りはこの話ではスコープ外ってことであえて詳しく触れなかったんだとは思うが、まぁ…うーん。

 

おもしろくなかったわけではないが、石持浅海が片手間で書いたような感じ。

 

【本】藤崎翔-神様の裏の顔(ネタバレ)

結構な本屋さんで平積みされてたり、話題!ってなってたので読んでみました。

 

神様のような清廉潔白な教師の葬式の参列者が独り語りでかわるがわる章が進んでいくスタイル。

話が進むにつれ、神様のようだった恩師には実は裏の顔があるのでは…?とだんだん話がキナ臭くなってきます。

まぁなんだ、湊かなえでよくあるやつだよ。

 

結構早い段階でキナ臭くなりはじめ、中盤あたりで神様には裏の顔があった…!ってなっちゃうので、残りの頁数考えたら違うオチなんだろうなぁと想像がつく。

この著者は元はお笑い芸人だったそうで、そういう色眼鏡のせいかときどきギャグが滑ってるのも気になる。

ただテンポはよくて読みやすいです。普段本読まない人も読みやすいのでは。知らんけど。

 

まぁしかし神様の仕業では?という悪事は結局娘の二重人格の妹が犯人でしたというオチでしたが、いささかご都合主義かなぁ。手口が杜撰な割に露見してないとことかちょっとツキすぎてるね。まぁこの小説の趣旨はそこにないと思うのでいいですが。

娘が二重人格で、ときどき妹も喋ってるということははたから見るとかなり情緒不安定な子だわな。笑

おろおろ喋ってたかと思うと、突然声を荒げたりするわけですから…ちょっと無理があるので妹は喋らさんで良かった気もする。

 

結局、神様のような清廉潔白な教師に裏の顔はなかったわけですが、教え子とニャンニャンしとったのだけは気持ち悪い。これだけで充分裏の顔だと思うけど…。

 

 

【本】長沢樹-冬空トランス(ネタバレ)

真由ちゃんシリーズですねー。結構最近夏服を読んで冬空まだかなー♪とか思って気ィ抜いたたら存外早く出てウヒョーって感じです。

 

真由ちゃんと遊佐の出会いといういちばん古い時系列から、消失後の新しい時系列の話まで収まってます。

時系列は物語中で遊佐くんがまとめてくれてます。親切。

消失と夏服で、ボン!ボン!と置かれてた物語が冬空でなめらかにつながりましたね。

 

・冬空トランス

まぁ確かに綾世は偽善者なんだが美月の方が最悪だな。佐々岡の性癖も理解不能だし、この仲良し三人組()全員気持ち悪い。

読み始めは美月応援してたけど、佐々岡とヤッてることがわかってからは評価反転、うまいことできてるわー。

まぁしかし佐々岡みたいなのに対して、この世の男の中で佐々岡しかいらない!みたいな綾世は佐々岡の元カノの言うところの処女捧げた女の子のアレなんですかね。

 

・夏風邪とキス以上のこと

・わがままなボーナストラック

ヒカルくん再登場。

遊佐くんはヘタレなのか策士なのかわかりませんね。

キス以上のことをしそうな良い感じで終わって、結局どうなったのか明記してなかったのでニヤニヤしてたんですが、次のボーナストラックで小和に邪魔されたことが書かれておりがっかり。

それを知った秋帆と秋帆ママにボコられて北海道まで拉致られた遊佐くんですが、秋帆もよくわからんのよなぁ。いつまで暫定彼女なんてやってるのか…遊佐くんも真由ちゃんが好きな割に愚だ愚だと暫定彼氏なんかしちゃってそれじゃあ真由ちゃんはおこですよ。とりあえず小和と秋帆が邪魔。

 

真由ちゃんシリーズ、もう続き出てないんだよなぁ。続きそうなんだけど。

【本】相沢沙呼-ロートケプシェン、こっちにおいで(ネタバレ)

いんやぁ、ええー?!わたしが馬鹿だからかぜんっぜん理解できないんだけど…。

RedBackの語り手が実は井上さんじゃなくて織田さんでした〜!ってのはわかるよ。わかるがしかし織田さん学校来てるじゃん〜〜〜?!って混乱してる。

自分以外の子はバレンタインの噂を笑顔で楽しい話をしてるんだろうか的なモノローグもあるけど、あんたいちばんバレンタイン楽しんでますやん…みたいな。

最後の話にでもちょっと織田さん風邪気味で休んでるんだって〜珍しいね〜みたいな一文があるとないで全然違うと思うんだけど…。

なんで読んだ人みんなそこスルーできるんだろう。同じようなこと感想書いてる人いなかったし。

わざわざ違うクラスのカッキーたちのグループで昼ごはん食べてんのもよくわからんし…まぁこれは友達100人できるかなの織田さんだからギリ許容できる…か?

ううーん、もやもやする。

 

ハツはサンドリヨンの頃に比べると丸くなってます。

須川はイライラする。

ハツが好きなのに八反丸のチョコもらって全部食うな、ボケ。そういうとこやで!

【本】石持浅海-二歩前を歩く(ネタバレ)

買っときは日常のちょっとした不思議な出来事を解明していくいつもの石持スタイルの話かと思ったら、普通に怖い話だった…オカルトです。

不思議な出来事に困っている各話の主人公が同じ会社で働く"小泉"に相談し、小泉が理由を解き明かすという共通したストーリーで、小泉はオカルトだからあえてHowは議論しないです。

 

何が怖いって、小泉に相談する奴らが「心当たりはない」とかって善良な会社員を装ってるけど、話が進むにつれ実はその裏殺人してたり、子供遺棄してたり怖すぎじゃんよ…。最後の話だけはいい話。

 

6話の短編の中でいちばんイマイチだったのが表題作の二歩前を歩くかな。

一歩ずつ進むの方がインパクトあっておもしろかったです。

 

それにしても…小泉何者なんだ…。

こいつがいちばん怖いといえばそれもそう。

 

斬新な展開でおもしろかったですが、もうちょっとオカルトっぽい話ですってのは帯とかあらすじに書いた方がいいかな。