【本】秋吉理香子-暗黒女子(ネタバレ)
表紙のインパクトとあらすじとあとサイン本だったので購入。
読み始めて女子校の文学サークルの話ということと、帯にイヤミスと書いてあったことで印象としては米澤穂信の羊たちの儚い祝宴のような感じかな〜と読み進める。
一見華やかな女子校での読書サークルライフですが、裏には各々どろどろしたものが…というあたり共通点があると思います。
全体的な感想としては、普段読書あまりしない人は読みやすくて面白い作品かと。
最後のオチはなんとなく読めていたので、もうちょっとひねってくるかと思ったけど特にひねりもなく…という印象。
いつみが各々に死んだように見せかけたりスズランの毒で全員殺そうとしたりえらい回りくどいな…しかも飛び降りたように見せかけっていうのも、ほんまにそんなことできるんかいな!と思ったり…。
あーでも最後のオチでいつみが闇鍋の具になってみんなで食べちゃったのも羊たちの儚い祝宴に通ずるものがある。
あっちは一人がみんなを食べて、こっちはみんなが一人を食べたっていう違いはあるけど。
まぁイヤミスであることには変わりない。軽くて読みやすかったです。