【本】ほしおさなえ-活版印刷三日月堂 星たちの栞 (ネタバレ)
ちょっと前の読書メーターのランキングでよく見かけてきたなぁというボンヤリした印象の本で、その当時は綺麗な表紙だけど…と思いつつ特に気に留めてなかった本。
本屋行った時に2巻目と並んで置いてあって、この本の表紙と2巻のピンクフォントの表紙の並びがとても綺麗でまとめて買いました。
内容は読書メーターでランクインするだけあっておもしろかったです。
人は死なないし、嫌なヤツも出てこない。
ちょっと心が弱ってて、人の優しさに触れたいときに読むといいと思います。優しいお話。
舞台は埼玉の川越。
川越は行ったことないけど、神社のこと調べていたときに行きたい神社が川越にあるのでどのようなところなのか少し検索をしたことがあります。
なにやら趣ある街並みがあるらしいレベルの知識でしたが、この本を読んで少し行ってみたくなりました。
また活版印刷をテーマにしてるのも興味深いです。
話中では三日月堂で印刷されたレターセットやショップカード、コースターや栞、結婚式の招待状など様々なペーパーアイテムが出てきます。それらのイラストはありませんが、どのようなものか不思議と頭に浮かびます。
ここ最近読んだ本の中ではいちばん良かったです。
タレーラン5も水鏡推理5も人が死なないのは同じだけどなんだかな〜って感じだったし、なおさらかな…。
あ、あとポプラ文庫の紙はめちゃめちゃ丈夫。ぶあつい。