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【本】天袮涼-都知事探偵・漆原翔太郎(ネタバレ)

前作の議員探偵がおもしろかったので都知事探偵の発売待ってました!!

このねー表紙のイラスト好きなんですよ。こういうタッチのイラストの表紙増えたらいいのにね。最近はラノベじゃないのにラノベっぽい表紙が多いんだよなー。

 

で、これ買った時に議員探偵のときも新聞ぽい紙が挟まってて、今回も特別冊子付きってやつがあったんでそれ買ったんです。そしたら著者のサイン入りでビックリした。特別冊子付きとは書いてあったけど、サイン入りとは書いてなくて、これ気づかない人いるよなぁ、と。私はもしやと思い著者のツイッタで確認しました。笑

 

やっと内容についてですが、今作も前作と同じく短編ぽいですがつながって最後の最後に翔太郎がぶっ込みます。

雲井くんが相変わらず振り話されていますが、前作よりは少し学習しているようです。

雲井くんは翔太郎を天才か?馬鹿か?とずっとぐるぐるしてますが、間違いなく天才なのです。根が素直なので翔太郎自身のたまたま解けたんだよ、という言葉を信じてしまいます。まぁ実際翔太郎がどれだけ雲井くんのことをからかって楽しんでいるのかはわかりませんが、必要だと思っているから雲井くんにはそういう態度なんでしょうね。やや恐ろしいや。

最後の話が「辞職」なので、前作みたいに都知事やめて今度は何探偵になるの?!って思いましたがやめたのは翔太郎じゃなくて総理でした。よかったよかった。

このあと特に続きは出ていないようですが、面白いシリーズなので続刊が待たれます。

 

しかしこの都知事というキーワードが熱い中タイミングよく発売されましたね。ハードカバー発売時は猪瀬元知事が知事だったタイミングのようですが。

 

ところでこの著者の作品はこのシリーズしか読んでないのですが、伏線が伏線です!ってわかりやすいのはわざとなのかな。