ROCKSTEADYな日々を求める

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【本】神宮司いずみ-降車五階の天才たち(ネタバレ)

タイガです。サイン本だったので購入。タイガはサイン本が多いのであまり知らない作家さんとの出会いがあります。(サイン本だとついつい買ってしまう)

 

なんともタイガらしくておもしろかったです。主人公が通う高校にいる3人の天才と凡人の主人公の話。

話もまとまってて綺麗にオチてよかったんですが、序盤で福音が手紙を捨ててて、加藤さんの手紙と突き合わせできなかったことがもっと終盤にからんでくると思ってたんだかど特にそんなことなかったな…篠崎くんの本当の筆跡がわからんから手紙は加藤さんが書いたのでは?って福音が思ったぐらいかな。

 

加藤さんが多重人格というか内部でずっと自分が作り出した存在と会話してたってオチもおもしろかった。篠崎くんと会話してる風に見せかけて自分と会話してたんだねー。最後はリアルの友達ができたから消えてしまった。

天才たちは天才であるが故三者三様にもがいてるけどやはり高校生。大抵の大人(教師)はやりこめられるけど、大人の視点で彼らの視野の狭さを見てる大人もいる。加藤さんと渡部くんはゆっくりと凡人になっていくことを受け入れていくのかな。というか共学では県内トップとはいえ、抜群に文句なしの進学校じゃない高校の天才って時点で外野はちょっと(笑)を付けたくなりますな。

 

レミニセンスは意味知らなかったからYahoo!でググりました。