【本】雫井脩介-仮面同窓会(ネタバレ)
この人の本は犯罪小説家を読んだことがあります。
途中すごく盛り上がったのに、最後の尻すぼみが半端なかったのでそれ以来読んでなかったのですが、この仮面同窓会は面白そうだったので読んでみました。
結論から言うと…ものすごいイヤミスであった。
いや、もうなんか二重人格とミスリードしてた長男が押入れに引きこもってマイク通じて主人公とコミュニケーションとってるのが判明した時点から予期せぬ方向に話が転がっていき、ついていけなくなってきます。
あと美郷が出てきたときから怪しくて怪しくて…ストーカから追いかけられる!って主人公にすがりついてきたのに、静池でそのストーカから美郷と接点があるようなことを言われて後日美郷を問い詰めるシーンがいちばん意味不明でありえない。
主人公、ボーッとしすぎでは??????
カズを刺殺したあと主人公の家行って、手洗って洗濯までしちゃうとことか怖すぎ。なんかあったらなすりつける気満々なところが…。
返り血も、もたもと主人公の家の洗面台にあったよとか言っちゃう。あー怖!
主人公は巻き込まれて不憫だな…犯人2人の動機とは関係ないのに真実を知ってしまったから親友を殺すか親友と一緒に殺されるかを選ばされる。
結局、次男を殺された復讐?もあって殺す方を選ぶわけですがとばっちり感ハンパない上に、トラウマいじられて終わるラストがほんまイヤミスだわ。
ちなみに会話は方言丸出しです。尾張弁?かな。
作者が愛知県出身のようです。