【本】石持浅海-わたしたちが少女と呼ばれていた頃(ネタバレ)
石持浅海の碓氷優佳ちゃんシリーズですね〜。優佳ちゃんね〜怖いよね〜。石持浅海はズバ抜けて優佳ちゃんシリーズが好き。まぁこの人あんまりシリーズものないんだけど。
そんな優佳ちゃんの高校時代のお話が短編でいくつか入っています。優佳ちゃんの友人視点でいくつか謎を解いていくのですが、読んでみると「あらら、流石の優佳ちゃんも高校時代はそんな…アレちゃうな…?」と思いながら読んでいると最後の最後で冷や水ぶっかけられる感じになります。そらそうだ!優佳ちゃんやでー!
まぁ内容自体はいつもの石持浅海節で、なんだが強引でこじつけな感じもするけど筋が通ってないこともないからあんまり言うのは野暮ってもんか…という感じ。(お察しくだしあ!)
最後の話で、優佳ちゃんシリーズ一作目の扉は閉ざされたままへのつながりが仄めかされます。それ読んだ人なら、優佳ちゃんの好きな人が"切れ者"だってすぐわかります。そうだね…この人可哀想だよね…冷静だけど心は熱い人だからね…優佳ちゃんにロックオンされたら最後。優佳にゃんほんとめちゃ怖いので是非読んだことない人は扉は閉ざされたまま読んでみてほしい。斬新ですよ。