ROCKSTEADYな日々を求める

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【本】日野草-TAKER(ネタバレ)

義波ちゃんシリーズの最新刊ですねー。一応これで区切りらしいです。

これね…日野草先生がTwitterで言ってたんですけど、元々単行本での発売だったんですって。けどこのシリーズは若い人や学生さんが多く読んでるからっていきなり文庫にしたらしい。若くもなくて学生でもないけどアザーッス!ほんまKADOKAWAナイス!と、いうわけで発売日に読むことができたのでした。

 

さて内容ですがGIVERの頃に比べると復讐の内容自体は大分マイルドです。容赦なくガンガン殺してたのにね。まぁ今回は復讐の内容というよりは、義波ちゃんの心の芽生えや、仲間の心情などがメインだからなんだと思います。

悪事銀行との決着も付きますが、もうちょい頑張れんかったかなぁ。なんだかんだで悪事銀行の裏かいててバチコーンやったるんかと思ってたんですが、結構後手後手。プランナーはGJでしたが、テイカーはもうちょっとなんか練れんかったんかなぁ。

あと義波ちゃんが悪事銀行側に行こうとしたのは本心なのか作戦なのか…そこがよくわからんかったな。結局テイカー助けてるから作戦なんだと思うけど。

 

まぁなんというかそれぞれの心情はわかるんだが、町田さんあんたはあかんよ…。和樹くんも朝美ちゃんも普通の人で、逃げ出したりしちゃうんだけど、町田さん…あんたはあかん。人間として残念だ。

和樹くんと朝美ちゃんは最後助けに来るのではと思ってたので本当に出てきたときは嬉しかった。プランナーも生きててよかった。

なんにでも興味と疑問を持つ義波ちゃんはまさしく赤ちゃんと一緒で、まさに生まれたところなんだなぁ。