ROCKSTEADYな日々を求める

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【本】相沢沙呼-マツリカ・マジョルカ(ネタバレ)

表紙が可愛いです。文庫版。

あるあるだと思うんですけど、私も相沢沙呼は比較的若い女性作家だと思ってた時期があったなー、と。笑

実際は比較的若い男性作家です。

 

さて、マツリカ・マジョルカですが、おもしろかったです。雰囲気が好き。

主人公の柴犬くんは実は女の子だった!とかいう叙述トリック的なオチだったら…と思ってたけどちゃんと男の子でした。笑

おねぇちゃんは死んでるんだろうなぁってぼんやり思ってました。

 

まぁでもマツリカさんをエロい目で見る描写とか読むと相沢沙呼は男性やな〜という感じがします。

実際の女子高生っていうか女の人ってあんまり純白のブラやパンティあんま履かないと思うし…。

 

細いけど、マツリカさんが柴犬くん呼ぶときは「おまえ」って平仮名だけど、小西さんが呼ぶときは「お前」って漢字なのはなんでなんだろ。

ていうか小西さんがお前呼びするのすごい違和感あったな…普通そんなに親しくない同級生をお前呼ばわりしないでしょ…マツリカさんの横柄さが薄れるし、せめてあんた呼びにすればよかったのになぁ…と。細いけど!

 

続きは単行本では発売されているので早く文庫化しないか楽しみです。

もう少しマツリカさんのバックボーンが知りたいね。

 

【本】浦賀和宏-彼女が灰になる日まで(ネタバレ)

フリーライターの桑原銀次郎シリーズ4作目。

ていうか前作で刺されて意識不明で終わって、ヒェ〜ッてなったの思い出した。

前作で終わらすなら意識不明にしないで死なせればいいと思ってたので、続きはまぁあるとは思ってましたが…。

 

さて本作の感想ですが、全巻通しで言えるけど銀ちゃんってなんでこんなについてないんだろうねぇ。人生ハードモードすぎない???

そしてアホだ。何回聡美にいてこまされとんねん!と。笑

聡美怖いね〜〜〜。

女は灰になるまで女ってすごい言葉なぁ。

ていうか読者からすれば、親身になってくれる聡美なんでフラグ立ちまくりすぎてて、銀ちゃん後ろ後ろ!って感じで、案の定黒幕が聡美だって判明したら、ほらぁ…って顔覆ったと思うわ。

そんな聡美と再婚したら…とか思っちゃう銀ちゃんな。アホっぽい。

 

読書メーター見たら結構いまいちっていうか受け付けない的な感想がちらほらあったけど、そういう人はこのシリーズ通しで読んでないっぽいね。

通しで読まないと厳しいかもねぇ。ていうか聡美と何あったかわかんないから聡美の怖さが伝わらないと思うし。

 

まだこのシリーズは続きが出るのかな?

銀ちゃんには幸せになってもらいたいものです。

里見が死なない限り難しそうだけど。(死んでも置き土産遺して一筋縄ではいかなそうですが。)

 

【アニメ】ジョーカーゲーム全体(ネタバレ)

先月ジョーカーゲームのアニメが終わりましたが、12話通しての感想。

原作小説のネタバレもあります。

 

全体的にはいいアニメだったと思います!

一部犯人が変更になるなどストーリー改変や2話合体もありましたが、原作好きにとっても満足いく出来でした。

また、キャラデザと声優も良かったですね。

キャラ原案の三輪先生はスパイなので全員モブっぽくという注文で苦労したようですが…。笑

 

アニメ化した話のチョイスもまぁ過激なのは置いといて当たり障りないやつを…て感じだったのかな。

私は原作のラストワルツをまだ読まずに大事にとってあるんですが、アジアエクスプレスはラストワルツに収録されてる話なんですよねー。悲しい。まだ読んだないのに…。

失楽園はアニメでやっても良かったと思うし、イメージは田崎。

ブラックバードは神永だなー。嫁と子供までいて、最後収容されちゃうけど…。

某イラストSNSで蠅の王は実井でって言ってる人がいて、なるほどーと思いました。

 

D機関についてですが神永が思ったよりデカいし、田崎が思ったより小っちゃい。

つかこの2人って同じ身長なんですよね。173センチ。

原作ではガッツリD機関のガモージローが風機関になっててビックリしたのは内緒です。

 

某イラストSNSをみてると、アニメ開始から中盤まではそうだもなかったけど、柩のあとぐらいからバーン!とイラストが増えた印象です。

爆発的人気にはならなかったかど、じわじわと人気が出たんじゃないかな。

良いアニメだったと思います。

 

 

 

【本】秋吉理香子-暗黒女子(ネタバレ)

表紙のインパクトとあらすじとあとサイン本だったので購入。

 

読み始めて女子校の文学サークルの話ということと、帯にイヤミスと書いてあったことで印象としては米澤穂信の羊たちの儚い祝宴のような感じかな〜と読み進める。

一見華やかな女子校での読書サークルライフですが、裏には各々どろどろしたものが…というあたり共通点があると思います。

 

全体的な感想としては、普段読書あまりしない人は読みやすくて面白い作品かと。

最後のオチはなんとなく読めていたので、もうちょっとひねってくるかと思ったけど特にひねりもなく…という印象。

 

いつみが各々に死んだように見せかけたりスズランの毒で全員殺そうとしたりえらい回りくどいな…しかも飛び降りたように見せかけっていうのも、ほんまにそんなことできるんかいな!と思ったり…。

 

あーでも最後のオチでいつみが闇鍋の具になってみんなで食べちゃったのも羊たちの儚い祝宴に通ずるものがある。

あっちは一人がみんなを食べて、こっちはみんなが一人を食べたっていう違いはあるけど。

 

まぁイヤミスであることには変わりない。軽くて読みやすかったです。

 

 

【アニメ】ジョーカーゲーム第11話(ネタバレ)

ジョーカーゲームは原作の小説めっちゃ好きなのでアニメももちろんみてます。

 

んで問題の第11話なわけですが、この「柩」という話はアニメ化が決まった時にどうかやりませんように!やらないで〜!と思った話です。

D機関は死ぬな殺すなのスパイですから、基本的にD機関のスパイは死なないんですよね。

けどこの話では死んでしまうんですよ…。事故だから別に自害したわけでもバレて殺されたわけでもないんですがね…。

アニメ公式サイト見るとやるっぽいし、ウワァと覚悟を決めたのです。

 

問題は誰がこの話のお当番回なのかということ。

私てっきり第1話で三好のお当番回終わったと思ってたんですよ。

だからこの話は小田切なのか〜って思ってたんですよね。

特にジョーカーゲームは予告見ても次の話と主役が全然わからんってのもあるし。

そしたらね…三好だったんですね…うあ〜。

三好ってね、第1話でよく喋ってたし、見た目がああなので多分いちばん人気だと思うんですよ。

それをこの話に持ってくるか〜!ってね、最初はショックだったんだけど、恐らくいちばん人気出るであろう三好をこの話の主人公にしたアニメスタッフは凄いとも思った。

死に顔も綺麗に描かれてたしね。

話逸れるけど、ジョーカーゲームって作画が凄くいい。

文ストもまぁまぁ作画よくて、KADOKAWAって金あるんだな〜って思ったり。笑

ジョーカーゲームのキャラデザいいよね…EDはタッチ違いすぎて誰が誰かようわからんけど…。

アニメだと実井が好きです。見た目も声(CV福山潤)もいい!

 

と、いうやけで来週が最終回。悲しいな。

最終回見終わったら小説読み直して、でも大事に読まずに取ってある最新刊のラストワルツを読むのだ。

 

【本】長谷川夕-僕は君を殺せない(ネタバレ)

本屋ブラブラしてて、表紙とタイトルと帯で買いました。

 

帯には最近よくある「二度読み必至!」的な文言。

そういうの好きなんでワクワクしながら読み進めました。

文体とか内容とかキャラとか世界観とか好きな感じです。

 

ただ帯に二度読み必至って書いてあったから二度読みしたかな…二度読みする意味がわかんなくて読み落としあった?!と思って…。

もうちょいサプライズというかどんでん返しがあるかとは思いましたが…。

あと長さが中途半端かな…長さ的には中編?

すっっっごい中途半端な長さなのでもっと削って短編にするか、レイちゃんや「おれ」のバックグラウンドをもうちょい掘り下げて長編にして欲しかった。

結局「おれ」の名前もわかんないし、亡霊が見える設定もちょっと唐突だし…。 

 

君は誰で僕は誰なのか。

僕は清瀬誠で君はレイちゃんと「おれ」の2人ってことですよね。

レイちゃん最初はウワァて思ってたけど最後は好きになりました。ツンデレ!最後記憶喪失になっちゃったのは残念。けどレイちゃんとしてはその方が幸せなのか…。

 

帯はオーバーでしたが良い本でした。

【本】古野まほろ-臨床真実士ユイカの論理(ネタバレ)

タイガ文庫です。

 

古野まほろはセーラー服と黙示録を読んだことがあります。

講談社じゃなくて角川から出し直した方。

 

セーラー服と黙示録に比べたらあまりクセはありませんでした。

比較論ですが。笑

 

いや、しかしこんな小難しいことどうやって考えるんだろうね?! 

1回読んで戻って反芻して…を何回かやりました。

 

犯人は読みながらおほろげに2パターン考えてたんですが、まさか2パターンとも当たるとは…。

(犯人は当たったけど、トリックというかからくりはサッパリでしたが。)

 

いや、でも英佐くん可哀想だね。まさか自分がニセモノとは思わないよねー。

 

続きものの香りがするので、次巻が出たらまた買います。